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エバーリッチと桃園国際空港が官民連携で協力 台湾を本格プロモーション
期間  |  2023.11.19-2025.04.30

 

国際空港評議会の2019年度統計によると、桃園空港の輸送量は世界第9位、海外旅客量は世界第10位で、コロナ流行前には年間4,000万人を超え、40年前に設定していた限度量をはるかに上回っています。

旅客にさらなる快適さと上質な空港体験を提供するために、桃園国際空港とエバーリッチはPPP官民連携により、2019年に桃園国際空港第2ターミナルCエリアの拡張工事に着手しました。しかし、スマート化を考慮し、空港の運営と旅客に影響を与えることなく、空港という特殊な建築構造において空間全体を最適化し、旅客の動線を確保することが、今回の改修計画における最大の課題でした。

桃園国際空港にかかる大きな負荷 拡張改修工事の全記録

複雑かつ困難な改修工事は、国際的に有名なドキュメンタリーチャンネルDiscoveryからも注目され、2019年に撮影チームが密着取材を行いました。番組では、桃園国際空港とエバーリッチがどのように専門性を分担し、スマート化の考えとテクノロジーを用いて第2ターミナルの改修を行ったか、そして、台湾文化の特色を融合させて桃園国際空港を世界屈指の国際ゲートにし、さらには2020年にDFNIの「ベスト・ニュー・ショップ・オープニング大賞」を受賞する免税店となったのかを詳細に記録しています。桃園国際空港は、よりスマート化された旅客チェックインシステム、AIを使った荷物処理を取り入れることで、ますます増加する人流や輸送量の負担を迅速に解決し、旅客により良い旅行体験を提供しています。ドキュメンタリー番組『スマートエアポート:台湾桃園国際空港の秘密』は、2023年11月に世界中で放送されました。

細部まで重視した改修 スマート化の考えを導入

エバーリッチと国際デザインチームの協力により、第2ターミナル中央エリアのショッピングエリアは曲線的で開放的な空間へと生まれ変わりました。エバーリッチのさまざまな商品が並ぶだけでなく、人流を分散する設計が取り入れられ、買い物をより快適に楽しめるようになっています。

今回の改修では、エバーリッチは専門性を発揮し、各事業者と密に連携して、旅客と空港の運営に影響しないという前提で、毎日の施工を4.5時間に限定して拡張工事を実施しました。施工方法は、難易度の高い無柱アーム鉄骨構造を用いて新しい第2ターミナルCエリアの総合免税店と4階のレストランエリアが作られています。

台湾の文化を融合 台湾の精神を伝える

エバーリッチの使命は台湾をプロモーションすることです。このため、国境である空港では多くのアーティストを招聘し、「台湾エレメント」をテーマにした台湾を感じる空港を打ち出しています。

例えば、台湾特有のネオンを上部に取り入れた中央エリアの免税店、アーティストの林俊彬氏が設計したガンダムのプラモデルパーツを使用したトイレ「品Tea Zen」、「森の待合室」、桃園国際空港の最も美しい書店「TAOLIセレクト」など、いずれも旅客に人気の写真スポットとなっています。

 

エバーリッチと桃園国際空港が官民連携することで三方向に利益をもたらし、台湾の観光競争力を向上させ、上質な国境イメージを構築しています。桃園國際機場は、空港は国の文化を代表するものであり、台湾に到着した各国の旅客の最初のイメージを形成するもの、と話しています。今回、エバーリッチと共同で商業と公共の施設空間を作り上げたことで、国境から台湾のプロモーションを開始し、複合的な効果を生み出しています。この特別な連携は、国際的に有名なドキュメンタリーチャンネルDiscoveryによって記録されたことで、多くの人の目に触れ、国際的に台湾を知らしめる貴重な機会となっています。