地球上の生態系に必要とされる食物の3分の1は開花する植物に由来しており、そのうち約80%がミツバチによる受粉行動が必須となっています。台湾は様々な種類のフルーツを産出していることで知られ、「フルーツ王国」とも呼ばれています。台湾の蜂蜜の年間生産量が新台湾ドル20億元を上回ることからも、台湾のミツバチを取り囲む生態系の重要性を伺い知ることができます。ところが近年、生息地の減少や気候変動などにより、ミツバチの年間死亡率がすでに30%にも達する事態となっています。ミツバチの消失は今や世界的な現象となりつつあり、生物多様性はその危機に直面しています。

世界的に有名なフランスのフレグランス・スキンケア・メイクアップ商品ブランド – GUERLAIN（ゲラン）は2011年からミツバチ保護活動に取り組んでおり、2015年に養蜂家育成支援計画を推進、2018年にはさらにユネスコなどの組織が共同で発起した児童環境教育事業、「BEE SCHOOL（ミツバチの学校）」の活動をスタートさせました。そしてこの度、GUERLAINはエバーリッチ免税ショップと手を組んで、台湾のより多くの大人や子どもたちに蜜蜂と生物多様性の大切さを伝えるイベントを開催しました。

2023年5月20日の世界ミツバチの日に開催されたイベントでは、蜜蜂の生態に関する展示や説明、蜜蜂関連のゲームやちびっこ養蜂家体験などが行われ、蜜蜂がなぜ危機に直面しているのか、どのように蜜蜂を守ったらいいのか、といったテーマをわかりやすく伝えるとともに、蜜蜂という題材を通して子どもたちに環境教育を実施し、エバーリッチの協力の下集められた6組のVIP会員の家族の、5～8歳の子ども合計9名とその保護者らが参加しました

エバーリッチ免税ショップは常にCSR活動に注力し続けており、毎年教育キャンプを開催するほか、100回以上におよぶビーチクリーンやリサイクルといったボランティア活動も実施しています。

2023年、エバーリッチグループのESG戦略実行グループはグリーン体験とグリーン公益およびグリーン経営をテーマに掲げ、1人1人が1%のアクションを起こし、地球を守る力を作り出すとともに、その影響力を発揮してより多くの消費者の参加を呼びかけています。GUERLAINのBEE SCHOOL活動の精神とエバーリッチの環境保護および持続可能な発展の約束が図らずも一致したように、今後も様々なブランドと提携しながら、より多くのESG活動を実践していければと願っています。