2026.10.08 - 2027.01.06
『府城食光:文化の記憶と味覚をめぐる絵画実践――侯文欽』
都市の文化的な記憶は、日々の何気ない営みの中に深く刻まれています。「食べること」は、私たちの日常に最も身近な生活体験のひとつであり、その都市が自らを知るための重要な入り口でもあります。台南では、長い歳月をかけて育まれてきた庶民の味が、気候、物産、移民、産業、信仰、家庭、そして街の暮らしの痕跡を伝えています。米料理やスープ、菓子、魚介類、さまざまな土地ならではの味わいは、世代を超えて受け継がれ、暮らしが変化していく中で、台南ならではの個性豊かな「府城(台南)の味覚」を形づくってきました。