『光の旅-岡本孝写真展』日の出・桜語:花蓮から京都への色彩詩学

展示期間:2026.8.5~2026.10.30


2026.08.05 - 2026.10.30

本展について
本展覧会はエバーリッチが初めて日本の芸術家を招聘して共同企画したもので、写真を文化交流の架け橋として、台湾と日本をまたぐ光と影の対話を展開することを目指しています。日台の長年にわたる深い文化的つながりのもと、「光」を共通言語として、両地域の風景、人々の営み、そして感情の繊細な共鳴を表現し、互いの温かく友好的な交流関係を伝えています。

 

岡本孝(Okamoto Takashi)は侯孝賢映画への熱い思いから台湾に移住し、長年にわたって花蓮を拠点に太平洋の日の出が魅せる刹那の移ろいを撮影し続けてきました。彼のレンズが捉える日の出は、単なる自然の情景にとどまらず、時間と記憶、生命をめぐる物語でもあります。光と影が流転する美しさの中に、島のすがすがしい朝が映し出されると同時に、日本の故郷に対する深い思慕の情も込められています。

 

本展は『桜の光』、『京都芸妓』、『花蓮日の出の境』の3大シリーズを主軸に据え、地域をまたぐ色彩の旅を構築しています。京都の桜が朝夕に見せる柔らかな移ろいから、古都の路地裏に見え隠れする芸妓の姿、さらには太平洋から花蓮へ差し込む日の出の光にいたるまで、黄金色、薔薇色、そして藍色が織りなす色彩が大地の目覚める瞬間を描き出し、両地域の文化が持つ繊細な情感を結びつけています。

 

岡本孝は写真を日記のような記述として捉え、光を筆に、色彩を詩に見立てて、東洋美学と個人の人生経験を融合させながら、消えゆく刹那の瞬間を捉えて永遠の映像へと昇華させています。見つめ、凝視するその狭間で、観る者は時間と地域を越え、色彩の中で記憶とめぐり合い、文化の間に流れる温かくしなやかなつながりを感じ取ることができます。

 

『光の旅』は単なる写真展にとどまらず、光、時間、文化をめぐる探求の旅でもあり、台湾と日本の間で互いを見つめ合い、自己を見出すひとときへと観る者をいざないます。

 

展示場所:松山空港アートギャラリー
展示期間:2026.8.5~2026.10.30
指導機関:松山空港
主催機関:エバーリッチ基金会
協賛機関:エバーリッチ免税店