《窓景の詩》呉芊頤創作展

台湾文化の推進に取り組むエバーリッチは、この度コラージュアーティストの呉芊頤（ウ－・チェンイー）とコラボし、ミクストメディアで台湾のレトロな「鉄窓花」（窓の鉄製飾り格子）の風景を創作しました。歴史文化と空間・建築の出会いが、地域文化に対する新たな視点を生み出します。

 

今回の作品《窓景の詩》は、テープと模様を重ね合わせることで、地域の歴史の面影を表現。同時に、光を透過する平面や、光と影の効果を利用し、地域のシンボルを平面的な色面に変えることで、時空を超えた窓の風景を描いています。

 

また、台湾各地の古い路地と鉄窓花を題材とすることで、地域文化が直面する撤去と構築の関係を作品に反映させているほか、テープを使ったコラージュ技法で、物質の痕跡と地図空間のつながりを記録しています。

 

本展のメインビジュアルは、呉芊頤が桃園国際空港のために手掛けた新作品です。母の日と飛行機の窓から見える風景を融合させ、カーネーションと桃園の風景をコラージュで表現しています。デジタル感のあるカラーブロックの組み合わせが、乗客の旅情を呼び起こすこの作品。フライトの待ち時間にぜひご覧になってみてください。

 

指導機関：桃園国際空港株式会社

主催機関：財団法人エバーリッチ基金会